ケースの製作を尋ねられたのでいっそのこと記事にしますね。

作業工程の写真順次追加していこうと思います

どこから説明はじめようかな・・・

今回はケースの穴位置キメからにしますね

 

(あくまでも僕のやり方ですので)

 

低粘着の両面テープを使い ケースに方眼紙を貼ります、

デジタルノギスや様々な定規を使い 穴位置を決めます。

 

レイアウトは自分次第ですが

パーツ同士が干渉して・・・ 

うわぅ!入らない! とか・・(一年生の頃に何度かあったw)

 

ゲッ!ショートしてる! って事故がないように

 

二重 三重 四重って確認を重ねます

 

方眼紙に細い線を書き 

穴位置を見つけて

ポンチを使い(僕はアイスピック)目印になる下穴を開けていき、

ドリルで拡張します。

 

1 mmずつ拡張し目的のサイズまでの穴を開けたら

デザインナイフなどでバリ取りします

 

次はサンディング 

サンディングで生地の軽度の凹凸や細かい傷を消します

 

酷い引っかき傷などはパテで埋めます

パテ選びも重要です!ポリパテがいいですね 

 

硬すぎるパテだと研いで表面を平らに出来ないからです

360番と1000番の紙やすりでサンディング 水研ぎです。

 

注意すべき点は アール(カド)を滑らかに ちゅるんっと

そして中性洗剤で丸洗い 要らない油分を取り除きます

 

仕上げにアチアチの熱湯をかけます 

熱湯をかけるのは乾きが早くなるからです 時短テクw

 

布で拭くのはダメよ 

静電気でチリが付いたり 糸ゴミが付くからね

 

熱湯かけて放置です

 

充分に水気を取れた事とゴミが付着していない事を確認!

綺麗な手で払うのが一番です

 

ここからはケースにゴミや油分が付かないように注意しながら取り扱います。

 

さあココまでが下ごしらえです 

 

次から塗装ですよ

 

 プライマー サーフェイサー などの塗料が食いつきがよくなるモノを

吹き付けます

吹き付ける量は臭い付け程度 

ふぁっさーって軽くですよ

 

ったら焦らず放置プレイ!!

 

放置時間は季節により異なります

だいたいはサーフェイサースプレー缶に書いてあります

ちなみに僕はミッチャクロンを使用していますよ。オススメ

 

焦って乾く前に塗装したら塗料のノリが悪いです

 

サーフェイサーが乾いたら下塗りです。

 

その間もゴミなどが付着しないように注意してください

 

下塗りするときはアールの透けを回避する為に

先に拾い吹きしておきます。

 

アールが透けてたらかっこ悪いですよー

 

軽くですよ! たっぷり塗り過ぎないように! 

吹き付けすぎると 溜まったり 流れたり 垂れたりします

 

そして吹き付ける時は何時だって焦らないで!

 

縦 横に2回ずつ全体的にムラなくパターンを重ねていきます。

 

噴射口は近づけすぎないで 

よーく狙って ゆっくりと 均一に 

塗り過ぎず 透けないように

 

全体的に塗らさったら 窯入れです

 

塗料を焼付けます

ですが すぐに着火せずに塗料を締まらせます。

 

直ぐに着荷すると 塗料が泡を吹きます

 

ケースが急に熱されるとケース材から気泡が出るんですよ

 

それと火は下からです!

上から焼いたら塗料の直火焼きでカリカリに焦げます

 

失敗の場合も書いておきますね

 

もし泡をふいてしまったら、下地まで塗料を研ぎます

横着したらダメ やり直しです

もったいないけどね

 

 デコボコや段差 ナナメになっている表面は

いくら上から何度も塗装しても出てきます

なので表面は均一になるように研いで下さい

 

平らにしたいがために 塗料をたくさん吹き付けで

流れたりして、もう最悪!

しかも塗料がなくなちゃう・・・

いいこと無いからしっかり研ぐこと 横着はNG

 

 

それか 泡が吹いたところを表面を研いでパテで埋めるかですね

パテを均一に研いだら 

サンディングからアゲイン

 

塗料を焼付けし固体化したら上塗りです

焼きすぎないで下さい 

温度が行っても170度くらい 

135度位の温度が在れば十分です

 

焼きあがったら直ぐに釜出しすると 

ピカピカに光沢がつきます

これだと指紋が目立っちゃいます

 

充分に冷めてから釜出しをすると半ツヤになります

指紋も目立ちにくいです

 

単色塗りならこの次はトップコート

まあ トップコートしなくても良いですが、このままだと欠けやすいですよ

 

 

 

さて今回は僕のトレードマークのラップ塗装も書きますね

 

ラップにシルバー塗料を付けてスタンプの様にタップして付けていくんですが

色々なやり方があります

 

①ケース本体にシルバーを付け 直ぐにラップで被い柄を作るやり方 

これは大きな柄になります 下手すると シルバーで埋まっちゃいます

 

②スタンプ型のラップにシルバーを吹きつけスタンプし柄を作るやり方

これはランダムというか力加減でミスすることがありますが、細かくつけたいところに付けられます 今までこれでした

 

そしてつい先日思いついたやり方は

③平らな板にラップを張り、その上にシルバー塗料を出してスタンプ型ラップで塗料を拾い付け 柄を作るやり方

 

注意点が一つだけ このやり方ってラメを作れるんですが

不本意なラメが降ってしまうことがあるんです

 

それはシルバーが乾いてラップがら剥がれ落ちるんですが

ラップの交換のタイミングや塗料のウェット加減を見れば分かります

 

逆に今後はラメを降らした塗装もいけますね

(現在検証中)

 

ラップでスタンプするときは付けすぎず 押さえつけない様に

不本意な乾いた塗料のカスが飛ばない様に

 

もし付けすぎたら拡散する様に タップタップ拡散タップ

まあこの辺は経験です 直感的に!です。

 

こうやって付けたシルバーは結構早く乾きます

まあ 気持ち程度放置して 

次にクリアカラーで塗装 

 

クリアカラーはシルバーを付けた所に色濃く反映します

黒色の下塗り部分にも色が入りますが 黒色に僅かに色が入った感じです

 

単色塗り、2色重ね塗り、グラデーションって色々なやり方をやってきました 

 

①     単色塗り まあそのまんまなんですか 明暗付けたり

クリアカラー入れた後にシルバーを付けて奥行きなど演出できます

黒い部分は更にダークなトーンに シルバーを付けなおした部分は手前に色かあります

 

そしてクリアカラーを軽く吹きつける 少し多く吹き付けるって事で表情を付けれます

クリアカラーって赤色 青色 黄色なんでけど 

赤色を薄くで留めるとピンク色に 

青色水色になるんです 

黄色黄色でした

 

上手にメリハリ付ければ単色使いでも数色あるように見えますよ

 

②     2色重ね塗り

さっきも書きましたがクリアカラーって赤色 青色 黄色なんですけど

赤色青色紫色

赤色黄色橙色

青色黄色緑色

って出せるんですよ

 

緑色は先に塗るのは黄色がいいなー 上に青色を軽く乗せる感じ

橙色は先に塗るのは赤色がいいなー 上に黄色を軽よりは少し多くく乗せる感じ

紫色は先に塗るのは赤色がいいなー  上に青色を軽く乗せる感じ

 

③     グラデーション

重ねると色が変わるので(濃度によりますが)2色使い

青色-緑色-黄色

赤色-紫色-青色

赤色-橙色-黄色

ってグラデーションができます

 

上で書いた軽くだけ塗るのと しっかり濃く塗るを組み合わせたり・・・

色々出来ちゃいますね

 

ラップ塗層シルバーの部分だけにクリアカラーを吹き付けるとメリハリが利きます

 

下地の黒色にもクリアカラーの色気が入るんです

ダークトーンになります

 

全体に塗料を吹き付けたら ゴミが付かないように ぶつけないように

釜入れをし

先ほどと同じように塗料を締まらせてから着火します。

 

一気に焼かず 最初は暖めるように 完全に乾いたように見えたら 短時間もうひと焼き 

 

トップコートを少量ずつ何回か重ねます

しっかり乾いてからですよ 焦って乾かないうちく重ねると前に吹き付けたモノが塗料に風かれている溶剤で戻ってしまうことがあります

 

厚い塗膜と硬さを求めるなら2液のウレタン クリアでコーティングしてあげるとよいです

更に強靭でかっこよくなりますよ

値段も高くて使い切りだから僕は導入してません

 

クリアの塗膜が厚ければ仕上げの超細かい目のペーパーでサンディングをすると肌触りもGOODです

 

あとは不本意なレリック加工をしないように丁重に扱ってあげてください

 

こんな感じかなー

 

 

 

分からないところは質問してくださいねー


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